1 関節可動域(ROM)

ベストセレクション「関節可動域」

関節可動域とは

臨床的意義

基本肢位

基本的立位姿勢をを0゜とする。

運動の種類

運動の名称意味
屈曲矢状面で関節を前方に曲げる運動(膝・足趾関係を除く)
伸展矢状面で関節を伸ばす運動
過伸展伸展0°から更に伸展すること
外転前額面で四肢が身体から離れる運動。手指・足趾では中指・中趾から離れる運動
内転前額面で四肢を身体に近づける運動。手指・足趾では中指・中趾に近づける運動
回旋肩や股を回す運動
外旋骨を中心軸として前方から外方に回す運動
内旋骨を中心軸として前方から内方に回す運動
水平屈曲(内分回し)水平面で腕を後方から前方へ動かす運動
水平伸展(外分回し)水平面で腕を前方から後方へ動かす運動
回外前腕においては手掌を前方に向ける運動。下腿においては中足足根関節での内転と踵の内反を兼ねた運動
回内前腕においては手掌を後方に向ける運動。下腿においては中足足根関節での外転と踵の外反を兼ねた運動
側屈前額面で体幹を左右方向へ曲げる運動

参考可動域

各関節での生理的な運動範囲

2 関節可動域テスト(ROM-Test)

別資料参照

測定方法

  1. 角度計の軸を計測する関節の軸心にあてる。
  2. 固定バーを基本軸にあてる。
  3. 移動バーを移動軸の骨軸にあてる。
  4. 最大可動域まで他動運動する。

    (自動運動で計測する場合はその旨を記載する。)

  5. 動いた角度を5度刻みで読み取る。
  6. 参考可動域、健側可動域と比較する。

記録の方法

2 関節可動域訓練(ROM-ex)

目的

方法

原則.注意点